ホーム > 寺便り > 第11回 ヤマトタケルの足跡 能理波麻の村
走水から上総に上陸したヤマトタケルは、『古事記』では蝦夷を平定して足柄の坂に到るとし、『日本書紀』では上総より陸奥国へ入るとして、途中のことが書かれていない。その様子を書いているのが『常陸国風土記』である。常陸に入った最初の場所は、信太郡に書かれている能理波麻の村である。この村の東に浮島があるという内容から、現在の稲敷市下馬渡、須賀津地区が能理波麻の村ということになる。
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