ホーム > 寺便り > 第12回 槻野の清水
ヤマトタケルは、海の北を平定するため、槻野の清水に到る。ここでの海は香取海(霞ヶ浦)のことで、その北とは茨城、那賀、久慈、多珂、新治の国を意味する。槻野は、行方郡家に槻(ケヤキ)の大木があるとされているように、行方台地を示す。つまり、槻野の清水は、行方台地から湧き出る清水ということになる。行方市井上の地名はそれに関係がある。現在、玉清井(写真)を槻野の清水とされているが疑問である。
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