寺便り

第7回 ヤマトタケル

ヤマトタケル

最近、ヤマトタケルに興味を持つようになり、その足跡をたどっています。『古事記』、『日本書紀』、『常陸国風土記』に記載された場所を追いかけていますので、お付き合い下さい。まず、ヤマトタケルとはどういう人物かというと、景行天皇の皇子として誕生し、小碓命(尊)とよばれ、西の熊襲の討伐、東の蝦夷の制定をなしとげた皇族将軍です。『古事記』では倭建命、『日本書紀』では日本武尊、『常陸国風土記』では倭武天皇というように、名前が異なっていますので、ここではヤマトタケルということにします。なお、ここでは、東征からの足跡を追いかけることにします。